士業同士のアライアンスから、生命保険を活用した中小企業・医療法人の決算対策、経営者の資金効率最適化をお手伝いします。

コラム

このページでは、さまざまなテーマで保険の見直しについてのノウハウをお伝えしていきます。

1.誰に相談するか?

私はNECのソリューション営業という全くの異業種から生命保険業界へ転職しました。当然ながら、生命保険に関する知識もほとんど無い状態でライフプランナーとしての活動を始めました。
当時、生命保険業界に入って最初に思ったこと。それは、あまりにも情報格差が大きいということです。すなわち、販売する保険会社と、購入(加入)する個人との間に埋められない圧倒的な差があるのです。

さらに、生命保険会社はマスコミを使って洗脳に近いメッセージを流し続けます。また、特に日本の大手生保に多く見られますが、財務取引などの関係を利用して、上場企業の職場に昼休みなどに営業に出かけ、圧倒的な人海戦術でGNPセールス(G:義理、N:人情、P:プレゼントの略です@笑)を仕掛け、大量の契約を獲得しています。

これが悪いとは言いませんが、この9年で1,000人近いお客様の保険証券を分析してきた立場から言わせていただくと、残念ながら顧客に本当にメリットのある契約を勧めているケースがほとんど無いと言わざるを得ません。

このような環境ですから、以前は生命保険の情報を得ようとすると、「売り込まれる」というリスクを抱えながら保険の外交員に会うことが必要でした。結果として売り込まれてしまった人が大半だったと言うことは言うまでもありません。。。
(ご多分に漏れず、私もその一人でした)

インターネット時代の保険選び

さて、時代が変わり、インターネットの普及、乗合代理店の台頭などにより、消費者にとって生命保険の情報を入手することがそれほど難しく無くなりました。「売り込まれる」というリスクを抱えて保険外交員に会う必要がなくなったわけです。

最近では保険の比較サイトや、無料でファイナンシャルプランナーに相談できるという情報サイトを利用する人が非常に増えてきています。駅前やショッピングセンターでも「来店型」と言われる保険ショップが増えてきましたよね。これも生命保険の乗合代理店が運営しているところがほとんどです。

その結果消費者は救われたか??
確かに以前の一社専属の保険外交員に相談するしかなかった時代と比べると、保険商品の選択肢も増えたし、「中立的」と言われるファイナンシャルプランナーが相談に乗ってくれますので、納得感は上がったと思います。
でも「中立的」ってなんでしょう?ビジネスにおいて「中立的」なんてあり得るのでしょうか?

「中立的」に潜むワナ

私も以前一社専属の保険外交員だったことがありますので、よく分かります。一社専属の外交員にとって「中立的」という表現を当てはめるのは難しいでしょう。いいか悪いかは別として、これは議論の余地のないところです。
では乗合代理店のファイナンシャルプランナーはいかがでしょうか。

情報の洪水の中で何が価値ある情報かの選別が実は一番難しいと言われる現在、お客様の要望に応じて情報を整理・加工してくれるファイナンシャルプランナーは、間違いなくありがたい存在だと思います。

ですが、全ての乗合代理店の営業が期待するクオリティを満たすかというと、残念ながらそうでは無いと言わざるを得ません。

なぜか。

それは「手数料」の存在があるからです。
ファイナンシャルプランナーもボランティアではありません。サービスを提供する代わりに、対価を得ることで生業としているのです。これはビジネス(商売)です。当たり前の話ですが、避けて通れない話です。そして、乗合代理店は10社以上の生命保険会社の商品を取り扱うため、各社と営業成績について基準を取り決め、それに応じて手数料率が決められています。なのでお客様にとってのメリットだけを考えて、ファイナンシャルプランナー(とその雇用主である代理店)がプランニングしているとは限らないと言うことなのです。

「今月この保険会社を販売しないと手数料率が下がってしまう」
「この保険会社の保険商品を一定以上販売すると、手数料以外にボーナスがもらえる」
「お客様のニーズだとこっちの保険なんだけど、こっちの保険の方が手数料が高い」

この様な環境で、真にお客様の利益だけにフォーカスしてコンサルティングを行うのは簡単な事ではありません。

具体的な判断基準とは

では、何を基準に相談するファイナンシャルプランナーを選べばいいのでしょうか。結局、最後はそのファイナンシャルプランナーの「志」が決め手となるとしか言いようがありません。
そういう意味では、保険商品の選択という制限はあれど、一社専属の外交員でも高い志で営業されている方はたくさんいらっしゃいます(私が生命保険のイロハを教わったプルデンシャル生命のライフプランナー然り)。

ではどうやって見分けるか。

こればっかりは会って話してみて信頼できる人かどうか、個別に判断するしかありませんが、客観的に判断する基準として、私は最低限以下の基準を満たしている人をお勧めしたいと思います。

  • 生命保険の募集人という仕事を主業(生業)として、5年以上続けている。
  • 生命保険協会認定FP(トータルライフコンサルタント)もしくはAFP(CFPなら尚よし)の資格を持っている。
  • 年齢が30歳以上で社会人として10年以上の経験がある。

必ずしもこれを満たしていなければいけないというわけではありませんが、最低この3つを満たしていれば、満足できるクオリティが期待できると思います。是非参考になさってください。

ところで・・・

ここには某保険相談サイト等が紹介するファイナンシャルプランナーの基準としての、「5社以上の保険会社の商品を扱えること」という基準は入っていません。

なぜなら、保険商品の保険料(掛け金)のちょっとした差なんて些細なものなんです。それよりも、どのような目的で、保険の持つ機能をどのように組み合わせて設計するか、その巧拙の方がはるかに人生で大きな差を生みます。

私自身も常に自分を磨き、お客様に高いクオリティのサービスをご提供できるよう努力して参ります。

2.保険は必要?

「そもそも、生命保険なんて必要なのか?金儲けをしたい保険会社が不安をあおって必要ないものを押し売りしているのではないか??」
これは多くの方が一度はお感じになったことがある疑問ではないでしょうか。

昼休みのささやかな眠りを妨げられ、また親戚や友人からよく分からず成績のためになどとことある毎に保険に加入させられた経験のある方なら無理もないお気持ちだと思います。

ですが、保険会社や保険のセールスパーソンが自分の利益のために本来の保険の機能をねじ曲げて伝えてしまったからと言って、保険が本来持つ「保障」という機能が失われる訳ではありません。ここは一つ冷静になって、保険とは一体何なのかを考えてみましょう。

 保険はじめて物語り

社会が近代化する前の世の中では、人間は昔から「集落生活」や「大家族生活」の中で、危険にあって不幸になってしまったものをお互いに助け合うという「共同保障」の工夫をしてきました。
わかりやすく言うと、お父ちゃんが死んでしまっても、親戚一同で残された家族の面倒を見ていたということです。「労働力」や「食べ物そのもの」を補完しあって生きていたのですね。

しかし、産業が発達し、社会的分業が行われるようになり、家族の構成単位が小さくなってくると、一家の主な収入を得ている者が死亡した場合、残された家族の生活への影響はかつて無いほど大きくなってきました。

それは、生きていくために必要なあらゆる物が「貨幣」で交換されるようになったからです。すなわち、「お金」無くして生きていくことができない世の中になってしまったのです。

そんな中考え出されたのが、相互扶助の理念によって助け合う生命保険の仕組みです。日本では慶応3年(西暦1867年)、福沢諭吉が欧米の近代的保険制度を紹介したことが発端となり、明治時代に入って生命保険会社が設立されました。

つまり、生命保険は誕生してから200年近く存続・発展しているのです。世の中の身の回りの物・サービスを思い浮かべてみて下さい。200年前から変わらず続いている物ってありますか?
なかなかありませんよね。まさに現代社会には無くてはならないシステムなのです。

 生命保険の必要性

現代の私たちの家庭は、生活水準の上昇に伴って支出が増える傾向にあり、また、各種ローンの増大により家計における負債も増加しています。したがって、一家の働き手の死亡や入院などが起こると、たちまち収入と支出のバランスが崩れてしまいます。

私たちには、死亡や災害がいつ起こるか分かりません。一方、長生きした場合でも、いつまでも十分な収入があるとは限りません。この様に、私たちは、一生を通じて、常に収支のバランスが崩される危険にさらされているのです。

したがって、私たちは、経済的に困らないよう、これらの危険に対して事前に十分な準備をしておくことが必要です。
最近はやりの言葉を使うと、「リスクマネジメント」の基本中の基本なのです。

 人類の英知の結晶

万一の場合に備える方法としては、「一人は万人のために、万人は一人のために」という相互扶助の精神から生まれ、危険が綿密に分析・計算され、保障が開始する日から即座に大きな保障が得られる生命保険が最も合理的です。

つまり、大勢の人々がお金を出し合って大きな共有の準備財産をつくり、万一の事があったときは、その中からまとまったお金を出して、経済的に助け合うという仕組みになっています。

生命保険は、死亡や災害の場合の遺族の保障だけでなく、病気やケガに対する医療資金の確保や老後の生活を保障する方法としても、また、子供の教育・結婚、住宅などの資金を確保する方法としても、幅広い機能を持っていますので、私たちの家庭にとって欠かす事のできない物です。

ここに生命保険が「人類の英知の結晶」と言われる理由があるのです。

 いつ入ればいいのか?

ここまでは一般的なことをお話ししてきました。では、これをお読みになっているあなたにとって、いつ、どんな保険に入るのがベストなのでしょうか。

家族構成・価値観・人生計画・保有金融資産・健康状態・職業など、様々な要因で必要な保障の内容・金額は変わってきます。
ですので、ご自分にとって必要な保険がどんな物であるかは、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談するのが近道です。

ですが、いつ入るべきかは断言できます。

保険で守る物が出来たとき、保険が必要と感じた時、その瞬間が保険に入るベストタイミングです。
なぜなら、保険は健康でないと加入することが出来ないからです。たとえただの風邪といってもバカにしてはいけません。風邪が完治するまではほとんどの場合保険には加入できません。
だって、お医者さんが治ったと判断するまでは、ただの風邪じゃない可能性があるわけですから。。。。

少なくとも、このホームページをご覧になっている方は、保険について何らかの必要性を感じていらっしゃる方だと思います。

まずは気軽に無料相談にお申込みになってみて下さい。

皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。

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